脱社畜!映像クリエイターが教える「会社を辞める前に身につけておくべきスキル」

映像クリエイター

最近、脱社畜!という言葉が流行っています。要するに会社の家畜、社畜。会社に収入も生活も人生もコントロールされている現状から抜け出して自由な生活を自分の人生を選ぼうというものです。私はそう考えています。

YouTubeをしている人の中にも「これがうまく行ってYouTubeのチャンネル登録者が増えたら会社辞める!」と言っている人もいます。

Instagramでも、Twitterでも、よく見かけます。会社をやめて自分で稼ぎたい!という人って結構多いんですよね。

脱社畜でYouTubeをはじめる人へ

そういう人に知っておいて欲しいのは、もし今やっていることがうまく行って、会社の収入以上のお金が稼げたとしても、もしかしたら1年後、3年後にうまくいかなくなると可能性があるよということです。

この世の全てのお金を稼ぐという行為は「お客様」がいるから成り立っています。あなたの商品、サービス、動画もですけど、必要とされている人がいるからお金を出してくれたり視聴されたりするんですよね。

でも今の視聴者がずっとあなたのやっていることに興味があるわけではありません。物事にはかならず流行があります。

好きなことで収入を得て、会社を辞めて、もし、それがダメになった場合、また会社員やりますか?パートやりますか?やるならいいんですよ。

戻るとしても、前にいた会社よりも収入は落ちるかもしれないし、キツイ仕事になるかもしれません。できれば一度会社を辞めたら、もう会社には戻りたくないですよね。

私も社畜からフリーランスになった

実は私も社畜でした。

20歳から映像の仕事をしていて、最初はフリーランスのディレクターや制作をしていたので、わりと自由でしたが、27歳くらいから放送局に勤めていました。

別にブラック企業というわけではありませんでしたが、どんな仕事をするか、どんなスケジュールで進めていくかは会社が決めていました。

やりがいがある仕事があっととしても、会社の都合で別の担当になったこともあります。

あとはやはり休日出勤ですね。放送局という仕事なので土日にイベントの撮影や生放送などを担当することも多く、なかなか休日は家族と過ごすことが難しかったです。

その会社には27歳から33歳まで6年間ほど勤めていましたが、31歳で結婚して、32で子供が生まれて、ちょうど育児も楽しくなってきたので、もっと家族と一緒にいたいという思いも強かったです。

極め付けは33歳の時に残業を強要させられました。

どういうことかというと、僕は入社して6年間ぐらいで編集の作業スピードをあげたり、スケジューリングなどを手際よくして、毎日定時の6時には帰れるようにしていたんですね。

でも、当時の部長が「他の人の仕事も手伝ってから帰って」という作業スピードもぜんぜん変わらず、時間管理もできていない先輩や後輩をフォローしろという命令があり、それがどうしても受け入れられなかったので会社を辞めました。

というわけでは僕は突然、社畜からフリーランスになりました。

当時は映像制作の仕事なんていろいろあるかなと思っていたのですが、僕が住んでいた福井は狭いので大きな仕事は大きくて実績もある制作会社がとっていくので自分には全く仕事が入ってきません。

どうしようかなと思って、ネットでいろいろ調べていたら、YouTubeのことを知りました。

海外ではYouTubeで集客して売上を上げている人やユーチューバーという存在があるということを知り、「へー」と思っていました。

日本ではどうなのかな?と思っていたら、すでに何人も「YouTube集客コンサルタント」がいて、じゃあ僕もやってみようかなと。そこからいろいろ勉強の日々が始まりました。

マーケティングのスキルが役に立った

その中で一番役に立ったのがYouTubeの内容とか、動画撮影とか編集とかではなくてマーケティングのスキルなのです。

これどういうものかというと、おもに3つのスキルに分けられます。

1つ目は「市場を分析する能力

世の中の流れから商品やサービスがどれくらいのシェアを持っていて、どれくらい売れているか?とか、ユーザーが何を必要としているか?とかを解析する力

2つ目は「ユーザー理解力

お客さんが、どうしたら商品やサービスに興味を持ってくれて、なにを伝えれば購入してくれるのか?ユーザーの行動や心の動きを理解する力ですね。

最後3つ目が「仮説想像力

1と2を知った上で、どうしたら購入してくれるのかを予想して、アプローチ方法を考え、これまでと違った方法で商品・サービスのPR方法を企画できる力です。

この3つのマーケティングスキルが備わっていると、いざ独立しても仕事に困ることはありません。

逆にこれを持たずに、学ばずに独立してしまうと、いざ仕事がダメになった時に、原因はなんなのか?どうすれば持ち直せるのか?がわからずに結局廃業することになります。

もしYouTubeや自分の好きなことで脱社畜!独立、起業をするのであれば、マーケティングスキルを見につけておくと非常に助かります。

どうやって、マーケティングのスキルを身につけるのか

最後にそのマーケティングスキルを身につける方法ですが。これは人に教えることがいちばんの近道だと思っています。

独立するためにYouTubeなり資格なり、いろんな準備をしていると思います。いま持っているノウハウやテクニックで自分の分を稼ぐことはできると思います。

ですが、ここで独立してしまって、マーケティングスキルが身についておらずに、失敗する人が多いんです。

自分のスキルやテクニックを人に教えて、指導して、その人を稼がせるとしても、他人なので自分とは考え方もスピードも、やる気も違います。当然。自分がやってきたやり方が通用しない場合もあります。

そんな時に、次の一手を考えられるか?これが非常に重要です。いろんなパターン想像して実行できることこそがマーケティングスキルの向上に繋がると思っています。

あなたがもし独立しようと考えているなら、まずは自分が稼ぎましょう!

次にそれを人に教えて最低でも10人以上を自分と同じくらい稼がせられたら大丈夫ではないかと思います。

なぜなら私の周りで独立して安定的に集客している人の9割が独立までに5人以上にアドバイスやコンサルティングをしているからです。

逆に、僕のところに「集客できない」と相談に来る人は全員、自分がうまくいった段階で独立していまっているので、不測の事態が起きた時に対応できずにいます。

人に教えられるほどの稼ぐスキルやテクニックが身についていないなら会社に勤めながら、副業感覚でやっている方が幸せかもしれません。

独立した僕がいうのもなんですが、会社って良いですよ

思い通りにならないこともありますが、仕事をしれいればきちんと収入がありますからね。独立すると自分が頑張りに応じて収入が変わります。

良い意味でも悪い意味でも収入は不安定です。YouTubeの広告収入も同じです。時期によって不安定です。

先月まで30万円の収入があったのに、なにかのきっかけで急になぜか再生回数が落ちて、今月は10万円になりました。ということも普通に耳にします。

そんな時に次の一手を考えておけるか?ってすごい大事なので。独立や脱社畜を考えている人はマーケティングスキルを身につけておきましょう!

関連記事
事業内容