今回は自分の仕事にYouTubeを活用するビジネスYouTuberのための内容です。
2019年からYouTubeをはじめる経営者・事業者が増えました。なかにはなかなか思ったような成果が出なくて苦労している人も多いのではないかと思います。
そこでこの動画ではビジネスYouTuberが目指すべき真の目標をお伝えします。あらためてあなたがYouTubeで目指すところをきめていきましょう!
目次
動画の再生数、YouTubeチャンネルの登録者を増やすことは重要ではない
まず最初に知っておいてほしいのは、ビジネスYouTuberにとって、動画の再生数や、YouTubeチャンネルの登録者を増やすことは重要ではないということです。
そもそも、ビジネスYouTuberの目的は、商品やサービスへの集客やブランディングであって、広告収益ではないはずです。
いちばん大事なのは日本中・世界中にいる人にあなたの商品・サービスの存在を知ってもらうことではありませんんか?あなたの取り組んでいるビジネスによっては、チャンネル登録者や再生数の増加が見込めないものもあります。
例えば、60歳以上のシニア向けのお弁当宅配サービスだとしたら、視聴者は当然60歳以上の男女と、その子供である30歳前後の人が一般的です。
しかも、お弁当宅配なので自分で料理ができなかったり、一人暮らしだったりなどのケースが考えられます。
他にも、私が住んでいる福井県にあるフィットネスジムの場合だと、視聴者はフィットネスジムから半径20kmくらいに住んでいて健康に興味がある人です。そうなるとジムから離れている人は動画を見たとしても行くことが難しいです。
こういった場合、視聴者が限られているので再生数や登録者は、あまり伸びないかもしれません。
このように、ビジネスYouTuber全員が登録者10万人や、再生数100万といった目標は難しいわけです。
しかし、少ないながらもターゲット層を狙った動画を作れば、再生数がたとえ30回でも、その30回、30人はあなたの商品・サービスに興味がある人なので、そこから1人でも2人でも問い合わせがきて、売上につながればOKなんです。
たとえ1万再生されて、登録者5万人いたとしても動画からの問い合わせが1件もなく、ビジネスの役にたたなかったら意味がありません。
つまりビジネスYouTubeにとっていちばん大切なのは「再生数の質」
その再生数にどれだけ見込み客がいるか?たとえ再生数1万回でも、その中にあなたの商品に興味を持つ人が一人もいなかったら意味がありません。
それよりも世界中・日本中にいる未来のお客様にまっすぐ届けることを考えていきましょう。
集客に成功しているYouTubeチャンネル
ここで、私がサポートしてした企業で、登録者・再生数がすくなくても集客に成功しているYouTubeチャンネルを紹介します。
※紹介するYouTubeチャンネルの数字は2020年1月時点です。
オーダーキッチンのスタディオン
まずは、オーダーキッチンのスタディオン。大阪・東京にあるオーダーキッチンの企画・製造・販売をしています。
YouTubeスタートから2年間で登録者は160人、動画本数は105本。これまで手掛けたキッチンの事例を動画で紹介しています。再生数は100回から1,000回くらいです。
ターゲットは東京・大阪でオーダーメイドのキッチンを作りたい人。新築やリフォームを考えていて、オーダーメイドなので一般的なキッチンよりもお金がっかり増す。そのため収入もそれなりにある人が狙っている客層です。
ネオフラッグウエディング
もう一つは、ネオフラッグウエディング。こちらは1.5次会という結婚式のスタイルを提供している会社です
披露宴よりも固くなくて、2次会ほど砕け感じではない、その中間のウエディングとして、都市部では人気のスタイルとなっています。
動画では1.5次会を実施する上でのアドバイスや先輩カップルのインタビューなどを投稿しています。
本格的にスタートしたのは1年ほど前で、再生数は100回から1,000回。ターゲットは東京周辺の首都圏で1.5次会での結婚式を考えているカップルです。
ターゲット層だけを狙った動画を作る
紹介したスタディオンとネオフラッグ、ターゲットは非常に狭いです。
ですが、毎月YouTubeから安定的に集客できており、しかも成約率が高いです。この理由としては「ターゲット層だけを狙った動画を作っている」からです。
スタディオンさんの場合は天板がオールステンレスのキッチンを最も得意としていて、それを全面に押し出しています。オールステンレス以外のキッチンは動画で紹介していません。
そのため、オールステンレスを求める人だけが動画を見て、「ここしかない!」と感じて問い合わせをしてくださいます。
もし、他のタイプのキッチンのことを紹介したり、キッチンだからといって料理動画なんかを投稿すれば、当然ターゲット層は広くなるので、再生数も登録者も増えます。
ですが、その再生数や登録者の中には、見込み客でない人もいたり、なかには見込み客ではない方からのコメントや質問が来る場合もあるので、その対応をする必要もあります。
そもそも、見込み客につながらない動画を作ることが時間とお金の無駄ですよね。だからこそ、自分の得意分野だけに絞ることで本当に商品を必要としているお客様だけにみてもらうことができるようになりました。
ネオフラッグさんも同じです1.5次会に関する動画をメインにして、披露宴や二次会と言ったほかのスタイルに関していは動画を出していません。これも自分の得意分野に絞った結果の行動です。
どんなビジネスであっても動画の企画次第で再生数10万回や登録者1万人を狙うことはできます。でも、そこで集まった視聴者の質を考える必要があります。
YouTubeをされている方も、これから始める方も再生数やチャンネル登録者だけではない「質」の部分を考えてみてください。
ビジネスYouTuberが成果を出すために実践してほしい4つのポイント
最後にビジネスYouTuberとして成果を出すために実践してほしい4つのポイントをお伝えします。
- YouTubeの目的をハッキリさせる!集客なのか広告収益なのか?
- 動画はターゲット層に価値を与えるものを作る!お客様の役に立つ情報だけを伝える!
- タイトルとサムネイルをしっかり作り込む!タイトルはあなたの動画を見つけてもらうためのもの、サムネイルは検索や関連に並ぶライバル動画からあなたの動画をえらんでもらいうためのもの。どちらも視聴者の心に刺さるものをつくりましょう。
- 最低でも週2本のペースで1年間続ける。YouTubeはすぎに結果が出るものではありません。50本作るころにようやく形になり始めて、本格スタートと思ったほうが良いでしょう。週2本で月8本、それを12ヶ月で年間100本作れるようにスケジュール管理をしましょう!
YouTubeでビジネスを加速させるには、片手間では難しいです。一つの事業を立ち上げるつもりでしっかり計画をたてて取り組んでください!